2009年 07月 04日
南アルプス 北岳登山(その3)
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6月29日(月)天気が思わしくないということで、5時から朝食をとり5時40分には肩の小屋を出発した。
周囲はガスで真っ白である。昨日登っているので、進んでいる道は分かるが南側から吹き付ける風が痛いほどであった。
6時20分北岳頂上に着いたが、標識がやっと見える程度であったので、写真撮影はあきらめた。
ところが、頂上を越え吊尾根の方へ降り始めると北側は無風状態で西側の空が明るくなってきて、陽射しさえ期待できるようになってきた。皆大喜びであった。
キタダケソウの自生地と言われる吊尾根分岐点に着いた頃にはすっかり晴れ上がり、もう天気のことは忘れ一面に咲き誇るハクサンイチゲの群生の写真撮影に没頭した。
キタダケソウとハクサンイチゲをどう見分けるのか、結論の出ないまま、北岳山荘へと急いだ。
北岳山荘で20分ほど休息した後、間ノ岳へ向けて稜線漫歩を楽しむ。あれが間ノ岳かと思って辿り着いたピークは中白根山(3055m)であった。また岩稜を下りだらだらと登りあがったところが間ノ岳(3089m)であった。山頂は北岳と違って比較的平坦な岩場となっていた。
頂上からは更に白峰三山縦走コースが農鳥岳(3026m)へ向けて延びていたが、間ノ岳へ到着した途端空模様が怪しくなり、ガスと強風が出てきたので、眺望を楽しむ間も無く下山することとなった。
折り返して下山する道からは、どこからでも綺麗な山容の北岳がよく見え、北岳山頂に辿り着くと周囲の山々の眺望は素晴らしく、特に雲間に顔を出した富士山の頂上を垣間見ることが出来たのは、感動的であった。
また、北岳の頂上の土を3度も踏めてよい山行きであった。14時10分北岳肩の小屋へ、下山。
この夜は、窓を打つひどい風雨となった。
6月30日(火)、5時34分小雨の中、肩の小屋を出発。往路と同じ大樺沢を降り、10時過ぎ芦安温泉へ着き、4日振りに入浴して汗を流した。
《 コース 》
29日
05:40 肩の小屋を出発 ⇒ 06:20 北岳頂上 ⇒ 06:50 吊尾根分岐点 ⇒ 07:40 北岳山荘 / 08:00 出発 ⇒ 08:35 中白根山 ⇒ 09:35 間ノ岳頂上 / 09:40 下山開始 ⇒ 11:10 北岳山荘 ~ 昼食 ~ 12:00 出発 ⇒ 12:50 吊尾根分岐点 ⇒ 13:20 北岳頂上 / 13:40 下山開始 ⇒ 14:10 肩の小屋(泊り)
30日
05:34 肩の小屋出発 ⇒ 09:15 広河原 / 09:25 発車 ⇒ 10:10 芦安温泉 ~ 入浴 ~ 11:10 発車 ⇒ 11:40 甲府南IC ⇒ 14:00 羽田空港到着 / 15:30 羽田空港発 ⇒ 17:15 福岡空港到着 / 17:30 発車 ⇒ 20:00 熊本到着
《 登山模様 》
下のYou Tube のスタートボタンをクリックすると動画をご覧になれます。
周囲はガスで真っ白である。昨日登っているので、進んでいる道は分かるが南側から吹き付ける風が痛いほどであった。
6時20分北岳頂上に着いたが、標識がやっと見える程度であったので、写真撮影はあきらめた。
ところが、頂上を越え吊尾根の方へ降り始めると北側は無風状態で西側の空が明るくなってきて、陽射しさえ期待できるようになってきた。皆大喜びであった。
キタダケソウの自生地と言われる吊尾根分岐点に着いた頃にはすっかり晴れ上がり、もう天気のことは忘れ一面に咲き誇るハクサンイチゲの群生の写真撮影に没頭した。
キタダケソウとハクサンイチゲをどう見分けるのか、結論の出ないまま、北岳山荘へと急いだ。
北岳山荘で20分ほど休息した後、間ノ岳へ向けて稜線漫歩を楽しむ。あれが間ノ岳かと思って辿り着いたピークは中白根山(3055m)であった。また岩稜を下りだらだらと登りあがったところが間ノ岳(3089m)であった。山頂は北岳と違って比較的平坦な岩場となっていた。
頂上からは更に白峰三山縦走コースが農鳥岳(3026m)へ向けて延びていたが、間ノ岳へ到着した途端空模様が怪しくなり、ガスと強風が出てきたので、眺望を楽しむ間も無く下山することとなった。
折り返して下山する道からは、どこからでも綺麗な山容の北岳がよく見え、北岳山頂に辿り着くと周囲の山々の眺望は素晴らしく、特に雲間に顔を出した富士山の頂上を垣間見ることが出来たのは、感動的であった。
また、北岳の頂上の土を3度も踏めてよい山行きであった。14時10分北岳肩の小屋へ、下山。
この夜は、窓を打つひどい風雨となった。
6月30日(火)、5時34分小雨の中、肩の小屋を出発。往路と同じ大樺沢を降り、10時過ぎ芦安温泉へ着き、4日振りに入浴して汗を流した。
《 コース 》
29日
05:40 肩の小屋を出発 ⇒ 06:20 北岳頂上 ⇒ 06:50 吊尾根分岐点 ⇒ 07:40 北岳山荘 / 08:00 出発 ⇒ 08:35 中白根山 ⇒ 09:35 間ノ岳頂上 / 09:40 下山開始 ⇒ 11:10 北岳山荘 ~ 昼食 ~ 12:00 出発 ⇒ 12:50 吊尾根分岐点 ⇒ 13:20 北岳頂上 / 13:40 下山開始 ⇒ 14:10 肩の小屋(泊り)
30日
05:34 肩の小屋出発 ⇒ 09:15 広河原 / 09:25 発車 ⇒ 10:10 芦安温泉 ~ 入浴 ~ 11:10 発車 ⇒ 11:40 甲府南IC ⇒ 14:00 羽田空港到着 / 15:30 羽田空港発 ⇒ 17:15 福岡空港到着 / 17:30 発車 ⇒ 20:00 熊本到着
《 登山模様 》
下のYou Tube のスタートボタンをクリックすると動画をご覧になれます。
by nakathan
| 2009-07-04 20:39
| 山登り
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Comments(2)
Commented
by
junn666 at 2009-07-14 18:28
こんにちは!!
やっと見おわりました。
凄い の一言です。 遠い世界のお話です。
南アルプスの雪の山を写真ではなく、実際に見られたんだなぁ~
雪の山を 自分の足で 踏みしめられたんだなぁ~
どんな 気持ちだろう? 想像もつきません。
元気で山登りされて 写真のUPしてください。
楽しみにしています。
やっと見おわりました。
凄い の一言です。 遠い世界のお話です。
南アルプスの雪の山を写真ではなく、実際に見られたんだなぁ~
雪の山を 自分の足で 踏みしめられたんだなぁ~
どんな 気持ちだろう? 想像もつきません。
元気で山登りされて 写真のUPしてください。
楽しみにしています。
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Commented
by
nakathan at 2009-07-15 23:49
junn666さま
北岳登山のページご訪問いただき、ありがとうございました。
冬山は行けませんので、夏山を楽しんでいます。
どこでも雪が残っているわけではありませんが、どうしても渉らなければならないところは、雪の上を歩く方法を教わりながら、子供心に帰って楽しみました。
20日からは石川県の白山(2702m)へ登ってきますので、また写真をアップしますから見てください。
北岳登山のページご訪問いただき、ありがとうございました。
冬山は行けませんので、夏山を楽しんでいます。
どこでも雪が残っているわけではありませんが、どうしても渉らなければならないところは、雪の上を歩く方法を教わりながら、子供心に帰って楽しみました。
20日からは石川県の白山(2702m)へ登ってきますので、また写真をアップしますから見てください。